「障害が価値に変わる社会」を創りたい吃音VR起業家の活動日記

日本に120万人、世界に7600万人いる原因不明の言語障害である吃音症を改善する世界初のVRプロダクトの開発と研究をしているMarkです。このブログでは、VRの進捗報告と、当事者の経験と研究から吃音の改善、悩みの軽減のヒントになるような情報を発信していきます。VRの研究開発を3年ほど行う中で吃音や心理学、VRの様々な研究論文や学術誌を読み漁り、吃音の支援団体でも活動を行い、実際に100名以上の吃音者とお会いしてきたので、その経験と研究ベースの情報を元に吃音の改善、悩みの軽減に役立つ情報を発信していきます。

【自己紹介】実現したい未来や夢

立教大学経済学部 4年

梅津 円と申します。

 

 

 

 


私には夢があります。

 

 

 

 


単的に言いますと

 

 

 

 


「今の働くという概念をぶち壊したい」

 

 

 

 


そう思ってます。

 

 

 

働くというと、辛い、残業だらけ、

休めない、つまらないといったネガティヴなことを思う人がいます。

 


そうではなく、働くとは、自己実現であり、自分の存在意義に気づき、強みに気づき、やりたいことに気づき、最高に幸せな人生を送るための手段で、最高に楽しいものなのだと。

 

 

 

 


苦しいこともあるかもしれないけど、その何倍ものやりがいと充実感を得られるものなのだと。

 

 

 

 


ワクワクしながら、やりがいを感じながら、働ける人を増やしたい、その中で夢を持ち、人生の脚本を自分で描き、本質的に豊かな人生を送れる人を増やしたい、そう思ってます。

 

 

 

 


そもそも、私は当たり前が嫌いです。

 

 

 

 


当たり前ってなんなの?

当たり前っていつも理由がない。

 

 

 

 


そんな思考停止の言葉で、

苦しんでいる人は大勢いる。

 

 

 

 


自分もその当たり前ができないだけで、真面目にやっているのにバカにしているのかと怒鳴られたり、

 

 

 

 


人にバカにされたり、イジメられたり、ただ人と同じことができないだけで、可能性が奪われ、否定される、そんな人達がいるんです。

 

 

 

 


だから、自分は当たり前を変えたい、常識により苦しんでいる人を救いたい。

 

 

 

 


つまり、常識をぶち壊したいんです。

 

 

 

 


会社に入ってあくせく働いて、

世の中の不条理を全て受け入れて、

自分の人生に後悔する。

 

 

 

 


周りの声を聞いて、周りにすごいと思われたいから、それだけで大企業に入る。それって他人の人生を生きているだけ。 

 

 

 

 


会社で働くこと、大企業に入ることを否定したいわけではないです。

 

 

 

 


その選択に自分の声があるか、自分の本心からの選択なのか。

 

 

 

 


他人なんて関係なく、

自分の人生を生きて欲しい。

 

 

 

 


多くの人は、挑戦したいんです、

成長したいんです、今の自分を変わりたいんです、なりたい自分が必ずあるんです。

 

 

 

 


でも、知らないだけ。

 

 

 

 


ただそれだけで、多くの機会を失っている。

 

 

 

 


自分に妥協して生きている、自分の可能性に蓋をして、人の声を気にして、他人の人生を生き、最後に後悔する。

 

 

 

 


そんなんでいいわけがない!

 

 

 

 


自分が今のくだらない常識をぶち壊し、一人でも多くの人が、自分の可能性に気づき、挑戦し、幸せに生きれるようにしたい!

 

 

 

 


だから、力が必要なんです!

 

 

 

 


くだらない常識をぶち壊すための

力が

 

 

 

 


そして、自分に可能性を感じ、

挑戦する人を支える力が

 

 

 

 


今の働くという概念では、

多くの人が不幸になっています。

 

 

 

 


だから、その概念をぶち壊したいんです。

 

 

 

 


誰もが夢を持っていいはずなんです。

夢なんて、無くてもいいって人はいるかもしれないけど、

 

 

 

 

もっと本気で生きたい!

挑戦したい!

今の自分を変えたい!

 

 

 

 


そんな人は必ずいます。

 

 

 

 


その人を救いたい!

その人達の力になりたい!

 

 

 

 


自分は小、中でいじめられ、自殺を考えたことがあるし、吃音を抱えてますし、失敗や挫折ばかりの人間です。欠点だらけです。

 


 

 


だからこそ、自分が成功することで、

稼げるようになることで、

 

 

 

 


「あんなやつでもできるなら、俺にもできるかも!」

 

 

 

 


と一人でも多くの人に希望を与えられるのではないか、

 

 

 

 


こんな自分だからこそ、成功し、稼げるようになることで苦しんでいる人の希望の星になれるのではないか、そう考えたからです。

 

 

 

 


では、なぜそんな夢を持つようになったのか?

 

 

 

 


それはきっかけの可能性に気付いたからです。

 

 

 

 


一人でも多くの人に挑戦できる環境を自分の可能性を見つけられる機会を提供したい、そういったプラットフォームを作りたいと思ったからです。

 

 

 

 


では、なぜ自分がきっかけの可能性に気づいたのか。それは小学生の頃まで遡ります。

 

 

 

 


私は小学生の頃、森の中を駆け回るぐらい、非常に活発で元気な子供でした。

いつも笑顔で明るいと皆から言われていました。

 

 

 

 


しかし、小学5年生になり、いじめにあい、自分の存在意義が分からなくなりました…

 

 

 

 


教室に入ると、「キモい」と言われ、心無い言葉を毎日言われ、誰にも自分の存在が認められない。毎日、心にナイフを刺されたような気持ちで、気づくと涙がこぼれていました。

 

 

 

 


だから、ワクワクも希望も無い、どん底でした。

 

 

 

 

死への恐れよりも、

空っぽで、死ぬしかない…

そんな気持ちでした…

 

 

 

 


それからは、人が変わったように、一言も話さない、いつもポーカーフェイスで、暗い子供になってしまいました。 

 

 

 

 


いじめがあまりにも辛くて、車に弾かれて死のうとしたこともあります。

 

 

 

 


そのいじめがあってからは、前を見て道を歩くことができませんでした。人の笑い声、目つき全てが自分を否定しているのではないかと、生きるのが辛かったです。人の目を見るだけで、人の笑い声を聞くだけで、怖くなり、涙が出てました。

 

 

 

 


いじめは中学まで続きました。

いじめられ続け、口癖は、「死にたい」、「面倒くさい」となり、気づくとため息をつき、いつも目が死んでいる子供になりました。

 

 

 

 


しかし、

そんな自分にある一つの転機が訪れました。

 

 

 

 


それは、中学3年生になってから、

両親とテニスコート付きの

旅館に泊まり、出会ったスポーツ、 

 

 

 

 


「テニス」です。

 

 

 

 


それからは、テニスに没頭し

もっと上手くなりたい、高みを

目指したいという向上心が生まれ、そこから、勉強もしたい!スポーツもしたい!と思うようになりました。

 

 

 

 


高校では、

勉強もスポーツも頑張り、

大学では、やったことがないことに挑戦したい!という好奇心まで生まれました!

 

 

 

 


死にたい、面倒臭いが口癖のダメ人間が、こんなに向上心を持って、色んなことに挑戦できる、

 

 

 

 


テニスに出会ったことで、私は

そんな人間になれました。

 

 

 

 


テニスとの出会いというきっかけで

私の人生は大きく変わりました。

 

 

 

 


だからこそ、選択肢、きっかけを提供するのって凄く価値があることで、自分がこんなに変われたからこそ、もっと多くの人に多様な選択肢を提供したい!

 

 

 

 


 選択肢、きっかけには絶対に価値があるんだ!って思うようになりました。

 

 

 

 


そこで、一人でも多くの人にきっかけを提供するために、大学2年生では、武道館に1万人を集客し、日本一の夢を決める学生団体の運営に携わるようになりました。

 

 

 

 


そこでは、広報部でPR、営業を経験し、50枚のチケットを売りました。 その中でも、新規開拓の営業で5枚売れれば良い方と言われた

団体に対して、自分のビジョンや想いを語ることで、相手から50枚、いや100枚買いたいと

感動しながら、言ってもらえたことがすごく印象に残っており、非常に営業という仕事にやりがいを感じました。

 

 

 

 


その団体では、夢を持ち、それを実際に行動に移し事業をしている多くの起業家に出会い、多くの刺激を受けました。その頃から、自分で事業を興したいと思うようになりました。

 

 

 

大学3年からは、夢や想いがあっても、それを実現する力が無ければ意味がない、そう思い、IT企業で長期インターンを始めました。

 

 

 

それから、大学3年から4年、休学の1年間の2年間で、旅行メディアのライター、事業会社の新規メディア立ち上げ、B向けツールの法人営業、ビジネスマン向けのメディアのライターやSEOマーケティング、スタートアップをHRによって支援する会社でメディア運営、派遣法改正に特化したeラーニングの会社でwebマーケティングディレクションwebデザイナーの仕事、電気刺激により触覚を再現するVRバイスの企業でVRエンジニアの仕事、成果報酬型の営業、B向けの研修ツールを提供する企業でCGVRの開発エンジニアの仕事など、合計9社のIT企業で3ヶ月以上の長期インターンの仕事を経験しました。

 


こうした経験をする中で、人の可能性を創る、それに自分はワクワクするし、そういったことができる仕事がしたいと思うようになりました。その中でも、自分と同じように苦しんできた、吃音者の可能性を創る、そんなことを仕事にしたいと思うようになりました。それがきっかけで、吃音者の就労支援をサポートするNPO法人どーもわーくの代表に出会い、どーもわーくの一員として活動することになりました。

 

 

 

 


そういった様々な経験を重ねたことで、ようやくこれまで吃音のトラウマで、避け続けていた接客の仕事に挑戦することにしました。そこは駅近のカフェレストランでかなり混むお店でした。最初は100円が言えない、店内でお召し上がりでしょうかが言えない、ありがとうございましたが言えないなど、かなりどもり倒したのですが、どんなに忙しくても、大丈夫だよと誰も怒る人はいませんでした。

 


私は、その時から吃音でこんなに迷惑をかけて、ここに存在する意味はあるのだろうかといつも考えてしまうのですが、食器を持っていくとか簡単なことをしただけで、ありがとう!

助かるよ!など、感謝をする習慣がそのバイト先にはありました。あとは、シフトを多く入れるだけで、君がいて本当に助かる!と言っていただき、どんどん自己肯定感や自分でも役に立てるんだ、そんな想いを持って仕事に取り組めました。

 


そんな環境だったからこそ、気づくと吃音でどもることも減り、無意識に接客がスムーズにでき、自分にも自信を持てるようになりました。

 


それがきっかけで、この成功体験を他の人に共有したい、そうすれば一人でも多くの吃音者が救われるのではないか、そう思うようになりました。

 


それから、VRセミナーにたまたま参加したところ、VRは擬似体験するというとこに非常に価値があるという話を聞き、吃音者の課題解決がVRで何かしらできるのではないかと思い、会う人会う人にVRで吃音者の課題解決がしたいと話し続けました。そんな中、知り合いの吃音の研究者から一つの論文をいただきました。

 


そこには、アメリカの大学でVRは吃音臨床に応用可能性が十分にあり、VRで吃音の頻度のコントロールができ、実際に同じ恐怖や不安を生み出せるということが書かれていました。この論文に出会った瞬間に、私は雷に打たれたような衝撃を受けました。

 


吃音者の何かしらの課題解決になればいいと思っていたものが、すでに吃音の改善に使える可能性まで分かってきているのかと。

 


それから、私はこれを実現し、吃音者の課題解決をすることこそが、自分の生まれた使命と感じ、VRで吃音改善について他の先行研究がないか調べました。

 

すると、吃音だけではなく、鬱病統合失調症自閉症、難病、不安障害、パニック障害、拒食症など脳に問題があると言われていて、吃音とも相関関係があるものまでVRによる改善事例があり、吃音だけではなく、このVRを実現することで、あらゆる障害を持つ方を救えるのではないか、そう思い、

 


さらにVRにのめり込みました。それからは、

36年ぶりに日本で開催される吃音の世界大会で吃音の先生である言語聴覚士と吃音臨床におけるVR技術応用の可能性という演題で、ポスター発表をするために様々な勉強をしました。国立図書館にこもり、吃音の臨床の勉強やVRによる精神疾患の改善の先行研究をかき集めたり、自分でVRを開発するために、VR企業でバイトをしたり、スクールに通ったり、教科書を見て、ゲームを10個作ったりと、VRの可能性にひたすらのめり込みつづけました。

 

 

 

そして、そんな中、イギリスの大学で、VRを吃音者6名に使い、実際に吃音の改善が見られたという論文が発表され、さらに私の仮説は確信に変わりました。

 


そういった活動を通じて、以下のように少しずつ、周りからも評価していただけるようになりました。

 


2017年度の東京都主催のビジネスコンテストTOKYO STARTUP GATEWAY(https://tokyo-startup.jp)では、1360人中の10人のファイナリストに選出され、300人の前で事業ピッチを行いました。障害者の就労を支援する就労移行支援事業所でVRによるメンタルヘルスの講師として講座も行えるようになりました。

 


2018年度、毎日新聞主催のアクセラレータプログラムである毎日みらい創造ラボ(https://mirailab.tech)の2期生にも選出していただき、2018年の6月に開催された上海のVR展示会であるGVRC(http://www.gvrc.org.cn)でもVRの出展もさせていただきました。

 


2018年9月、デジタルガレージ主催のバイオ・メンタルヘルスに特化したシードアクセラレータプログラムOpen Networklab BioHealthの1stBatchのスタートアップ企業に採択されました。(https://onlab.bio/onlab-bio-2018-採択チームのご紹介/)

 


2018年度の総務省の支援プログラム異能vation(http://www.inno.go.jp)では、1万件の応募の中からジェネレーションアワード部門にノミネートしていただきました。

 


11月には、メドテックイノベーションフォーラムという医療機器のシンポジウムでも、ピッチ企業として登壇させていただき、600人を収容できる三井ホールでプレゼンをさせていただきました。(https://www.link-j.org/event/post-1130.html)

 


ご縁で、Microsoftの業務執行役員であり、プレゼンの神様と呼ばれる、澤円さんの「深夜の福音ラジオ」という番組にも出演させていただきました。(https://voicy.jp/channel/632/30736)

 


起業系のメディアでも取材していただいたり、

発達障害の支援をしている方にも記事にしていただきました。

https://suke10.com/article/12465/VRで挑む「吃音」治療、医療分野でも広がる可能性【番外編①】

 


https://note.mu/sawanao/n/nb2a5564e850b

 

 

 

 


今は、吃音VRとして、面接VR、プレゼンVR、自己紹介VRの開発ができ、これから電話練習VRが出来上がるところです。

 


今後は、吃音者へのアンケートをもとに、より吃音者に寄り添い、価値のあるVRコンテンツを開発していきます。

 


現在、吃音ラボさんや吃音者の就労支援をサポートするNPO法人どーもわーくさん、埼玉言友会さん、名古屋言友会さん、三重言友会さん、これまでお会いしてきた吃音者の方や

自分の想いやビジョンに共感してくれた方のご協力により、現在、48名の方にアンケートを答えていただきました。

 


もし、ご協力していただける方がいましたら、

以下のアンケートに答えていただけると嬉しいです。

 


https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeR3xa01LRNbGbhS2QBUUVMThUXmYwdOKkg6ojbhDCqM2doZw/viewform

 

 

また、以下のURLから50円からでも可能なので、この活動の支援をいただけると非常にありがたいです。

 

 #polca #polcaLife @polca_jp より https://polca.jp/users/rifu

 

 

昔は「働くという概念をぶち壊したい」それが私が実現したい夢でした。今の夢は、弱さを抱える全ての人が自分の可能性を信じられる社会を実現し、障害が価値になる未来を実現することです。

 


そのために今後は、吃音VRを主軸とした吃音者の課題を解決する総合プラットフォームを構築し、吃音者がお客さんなので、カスタマーサポートでも電話ではなく、メール対応になります。なので、吃音者の雇用を生み出せる、そんな会社を創ります。100人雇用したら、そのうちの70人は吃音者を雇用できるそんな会社を創ります。

 


そうして、吃音者が世界一幸せに生きられる会社を創ります。そして、VRをさらに進化させ、副作用の少ないお薬、つまりデジタルメディスンへと昇華させることで、最終的には弱さを抱える全ての人が自分の可能性を信じられる社会を創り、障害が価値になる未来を実現します。

 


これは夢物語ではありません。今は、大手の製薬企業から支援をいただける体制ができており、優秀な人材が私の想いやビジョンに共感し、集まってきております。吃音当事者であり言語聴覚士の方や臨床心理士の方からの賛同もいただいておりますし、製薬企業から業界のトップの方を紹介していただける予定です。

 


なので、本気でこの未来を実現します。

人生をかけてでもやり切りますので、応援していただけると嬉しいです。