「障害が価値に変わる社会」を創りたい吃音VR起業家の活動日記

日本に120万人、世界に7600万人いる原因不明の言語障害である吃音症を改善する世界初のVRプロダクトの開発と研究をしているMarkです。このブログでは、VRの進捗報告と、当事者の経験と研究から吃音の改善、悩みの軽減のヒントになるような情報を発信していきます。VRの研究開発を3年ほど行う中で吃音や心理学、VRの様々な研究論文や学術誌を読み漁り、吃音の支援団体でも活動を行い、実際に100名以上の吃音者とお会いしてきたので、その経験と研究ベースの情報を元に吃音の改善、悩みの軽減に役立つ情報を発信していきます。

ただ話す練習をするだけでは不十分な人も!吃音VRで吃音を改善するコツとは

どうも、Markです。 久々のブログ更新になりますが、今回は話す練習をただ繰り返すだけでは改善が難しいのではというテーマでお話しできればと思います。 場数をこなせば、慣れて、普通に話せるようになると考えている方が多いと思いますが、VRを累計150人の…

アルバータ大学の吃音研究所ISTARで吃音臨床にVRを取り入れた研究が開始されました

どうも、Markです。 今回、ご紹介したいのがカナダのアルバータ大学の吃音研究所ISTARで社交不安を持つ人に対してVRによる社交不安の軽減により、吃音者のQOLを高める研究についてです。 2019年の12月から開始された研究で、少し古いですが、海外のHealthcar…

【VR体験会の開催レポート】難発がメインの社会福祉士の方にご参加いただきました!

どうも、Markです。 7/11に1名限定でVR体験会を開催しました! 男性の吃音の方で、社会福祉士のお仕事をされていて、電話で話す場面で特に吃音で悩まれている方がご参加下さいました。 基本的に難発の症状がメインの方で、国立障害者リハビリテーションセン…

鳥取大学の研究から学ぶ!認知行動療法で吃音の悩みを減らすために役立つ2つの考え方とは

どうも、Markです。 吃音のどもりを減らす、言葉が詰まるのを減らしたい! それは多くの吃音者の共通の悩み、願いだと思いますし、自分もずっとそれで悩み続けていました。 そのために発声法や呼吸法など色んな方法を試してみました。効果ある人は一定数いま…

優秀賞を受賞した吃音特集のラジオ番組「あ、あ、あ、あのね 間違いだらけの吃音理解」

どうも、Markです。 吃音がある人がこのブログを読んでいると思うのですが、子供の頃、吃音で辛い思いをしたって人は多いのではないのでしょうか。 自分も小学生の頃から一気にしんどくなりました。だから、治したい、そう思う人は多いと思います。なので、…

【吃音症状の軽減が吃音改善に繋がった経験談】自分の吃音改善のプロセス

どうも。 Markです。 久々にブログを更新しました。 今回は、Twitterで自分が吃音を改善できたまでの感覚を教えてほしいと連絡をくれた方がいたので、自分がどのような過程で、少しずつ吃音を改善したと言えるレベルまで吃音の悩みが減っていったのかをご紹…

吃音VRを開発した理由

どうも! DomoLensの梅津です。 「なんで吃音にVR?」 「ただ、VRを掛け合わせれば目立つから、 吃音VRって言いたいだけなんじゃないの?」 「VRってゲームじゃないの?」 そう思う人は多いかもしれません。なので、今回はなぜ自分が吃音VRを開発したのか、…

DomoLens(吃音VR)でどんなVRが体験できるのか?徹底解説します!

どうも! 吃音症を改善するトレーニングVR、DomoLensの開発と研究をしている梅津です。 今回は、色んなとこで吃音VRと言っていますが、 「実際どんな体験ができるのか?」 「実際、体験した人はどんな反応なのか?」 「本当に吃音が改善できるのか?」 など…

第9回目VRメンタルヘルス講座 〜VRがもたらす障害者支援や医療の新たな未来と可能性〜

今日は就労移行支援事業所で、精神疾患におけるVRの活用可能性を海外の最先端の研究からお伝えする講座を開催しました。 今回で9回目の開催でしたが、当事者だけではなく、精神科医にも参加していただき、専門家の方からも非常に好評で嬉しかったです! 内容…

【50人以上の吃音者が体験】個別で吃音VR体験会を開催します!

吃音者で面接やプレゼン、自己紹介など苦手な場面で練習がしたいけど、できてない、あるいは今のやり方に不満がある方いませんか? 面接、プレゼン、自己紹介、電話の4種類の練習用VRの体験ができます。 ※具体的なVRで体験できる内容については以下の記事で…

吃音VR(Domolens)がオーディエンス賞を受賞

※吃音VR(Domolens)とは 私が海外の吃音とVRに関する研究と、自分の成功体験、心理療法をもとに開発した吃音症を改善するVRプロダクトです。 2019年の1月に開催されたバイオとヘルスケアに特化したアクセラレータプログラム、Open Network lab BioHealth(http…

吃音VR事業の近況報告

【吃音VR事業の近況報告】 このブログでは、海外の事例や研究ばかり載せていて、実際、この吃音VRは今どんな状況なのかということを全然、投稿できていないことに気づきました… なので、これから現状の吃音VR事業の進捗に関しても、このブログで随時、ご報告…

アメリカの大学でVRが吃音臨床に活用できることが明らかに

アメリカのジョージワシントン大学で2015年に 発表された論文によると、吃音者に実際の観衆の前でスピーチと、VR空間で観衆の前でのスピーチを行った。 その時に、喋る時の自信度や不安度を数値化した研究が行われた結果、ほとんど数値の差が無かったことか…

【自己紹介】実現したい未来や夢

立教大学経済学部 4年 梅津 円と申します。 私には夢があります。 単的に言いますと 「今の働くという概念をぶち壊したい」 そう思ってます。 働くというと、辛い、残業だらけ、 休めない、つまらないといったネガティヴなことを思う人がいます。 そうではな…

【自己紹介と活動実績】

【自己紹介】 現在、立教大学4年で休学中です。 今年の12月か遅くても、来年の1月には会社作ります。IT企業8社で長期インターンしてました。今はVR企業でVRアプリ開発をしてます。主に日本に120万人、世界に7600万人いる原因不明の言語障害である吃音症を改…

自閉症をVRで改善、イギリスの大学の研究

【ニューカッスル大学でのVRによる自閉症患者の恐怖や不安の改善】 ニューカッスル大学の「ブルールーム」研究です。仮想世界を壁に投影する方法により、あること、あるものに恐怖を感じる発達障害の子のために予め作った仮想世界でによる行動療法を行いまし…

VRが脳を変える!?海外の研究事例2つ

①VRで脳のマイナスな記憶を前向きな記憶に書き換えられる!? 今から15年以上も前に行われた研究の結果ではあるが、ミシガン州立大学で行われた研究ではVRによって脳の一時的な「再配線」が可能だという結論が出た。長期的な効果を示すものではないが、VRを…

「10年以内に治療中のVRは当たり前に」フランスの病院で痛み緩和にVR活用

フランスのある病院では、救急処置室にいる患者をVRでリラックスさせ、鎮痛剤を使わずに痛みを緩和する試みが行われている。 内容としては、VRゴーグルをつけると、 日本の寺の庭園や雪の降る丘が目の前に現れる。脱臼や怪我を処置する痛みに耐える代わりに…

吃音VR開発に込めた想い

吃音があるだけで、どんなに能力があっても、どんなに想いがあっても、就職できない。吃音があるだけで、周りの普通と違うだけで、やりたいことができない、やりたいことや様々なことに挑戦する機会が奪われている。 そして、多くの吃音者は、吃音のために、…

VRによる精神障害の改善事例:統合失調症

【VRで統合失調症の症状が改善】 そもそも統合失調症とは、思考、知覚、感情、言語、自己の感覚、および行動における他者との歪みによって特徴付けられる症状を持つ精神障害の一つ。 VRで統合失調症の患者にとって苦手な場面である自分の幻聴から自己否定を…

VRの吃音当事者団体を立ち上げました!

VRの吃音当事者団体「どもれんず」を、東大で吃音の当事者研究をしており、東大スタタリングの代表の山田さんと一緒に立ち上げました。 この団体を立ち上げた想いや理由などを書いたので、ご覧ください。 この団体の代表で、吃音VRの開発と研究をしている梅…

ブログ作りました!

初めまして!原因不明の言語障害である吃音症を改善するVRプロダクトの開発とVRによる精神障害、言語障害、発達障害の改善の研究をしている梅津と申します。研究といっても、まだ論文や参考資料を読んだり、調べたりしてるぐらいですが笑今後は、VRを使った…