「障害が価値に変わる社会」を創りたい吃音VR起業家の活動日記

日本に120万人、世界に7600万人いる原因不明の言語障害である吃音症を改善する世界初のVRプロダクトの開発と研究をしているMarkです。このブログでは、VRの進捗報告と、当事者の経験と研究から吃音の改善、悩みの軽減のヒントになるような情報を発信していきます。VRの研究開発を3年ほど行う中で吃音や心理学、VRの様々な研究論文や学術誌を読み漁り、吃音の支援団体でも活動を行い、実際に100名以上の吃音者とお会いしてきたので、その経験と研究ベースの情報を元に吃音の改善、悩みの軽減に役立つ情報を発信していきます。

「10年以内に治療中のVRは当たり前に」フランスの病院で痛み緩和にVR活用

 

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フランスのある病院では、救急処置室にいる患者をVRでリラックスさせ、鎮痛剤を使わずに痛みを緩和する試みが行われている。

  

内容としては、VRゴーグルをつけると、 日本の寺の庭園や雪の降る丘が目の前に現れる。脱臼や怪我を処置する痛みに耐える代わりに、素晴らしい音と景色を備えたVRで気を紛らわせるという試みだ。


フランスの病院のトップの医師は次のように話す。


VRを使うことで、治療中に患者の気を紛らわせ、痛みや不安を抑えることができる。私の考えでは、今後10年の内に、VRを治療中に使うのは当たり前のことになるだろう」

https://www.moguravr.com/french-hospital/

 

 

【考察】

フランスの病院ではすでに、VRが鎮痛剤の代わりに使われており、救急部門のトップの医師も

10年以内にVR活用が当たり前になると言われるほど、効果が高いみたいです。VRによる痛み緩和に関しては、海外では研究が進んでおり、

すでにVRによる痛み緩和のシステムとして企業が事業を行なっている会社も数社あったりします。

 

また、VRによる痛み緩和は、痛みにおける新たな新規メカニズムをVRが作り出しているという論文があるほど、VRは脳を騙し、脳の神経に作用させるデータもあります。

 

こういったVRが鎮痛剤に限らず、様々な薬として実用化されるのもそう遠くはない未来だと考えています。そこを世界で先駆けて、まずは吃音や社交不安という領域で私は実現していきます。